​

ポルシェ初のSUV5ドア車としてデビューした”Cayenne”は「新しいかたちのスポーツカー」としてSUV分野への参入を考えていたポルシェと、レンジローバーに代表される高級SUV分野へ本格参入したかったフォルクスワーゲンの思惑が合致し共同開発されたモデルとなります。フォルクスワーゲン・トゥアレグと共通のFFベースのプラットフォームを用いていますが、エンジン・足回り・車体の高剛性化・外装・内装等の車を構成する多くの部分で両モデルは異なります。十分なオフロード走破性を確保しながらもポルシェらしいスポーティなハンドリングと走行性能、外観を持ち合わせるモデルとして誕生しました。

今回ご紹介するモデルは2010年3月、第80回ジュネーブショーで発表された2代目となる958型。 デザインはキープコンセプトですが先代より全長を48mm延長しており、素材や部品などを大幅に見直して軽量化を実現しています。アイドリングストップ機構やエネルギー回生システムを採用することで燃費性能や環境性能の向上も実現しています。また、全てのモデルにアクティブ4WDシステムが搭載され、「カイエン ターボ」には8速に進化したティプトロニックSが採用されています。