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1971年以来18年もの長きにわたって生産されたR107系「SL」シリーズは1989年をもって生産が終了されます。新型モデルは80年代末からその存在が世界各国の自動車メディアによってスクープされておりニューモデルの動向はバブル景気に沸いていた日本でも高く注目されていました。同じ年のジュネーブショーで登場した最上級スポーティモデルR129型はロングノーズのフロントボンネットに、5L V8DOHCエンジンを搭載した後輪駆動モデルとしてデビューを飾ります。イタリア人デザイナー・ブルーノ･サッコの最高傑作とも言われるR129型「SL」は美しいボディデザインと50年代から続く伝統的なスポーツカーであり、名前の由来であるスーパースポーツとラグジュアリーを兼ね備えたモデルと言えます。