ASTON MARTIN DB9
03年9月に発表された『DB9』はアストンマーティン製2+2クーペ。
DB7の後継であるこのモデルは新しいプラットフォームを採用し新時代のアストンマーティンの方向性を反映したモデルと言える。
アストンマーティンをお勧めするポイントは英国紳士の様に優雅に走らせても
その強力なパワーに物を言わせてスーパーカーの如く走らせても様になるという点だ。
セミオートマモデルの『V8ヴェンテージ』に対して、トルコンATの『DB9』は日常的に使えるラフさを持ち合わせている。前後の重量バランスが50:50と言う理想的な数値である事を付け加えておこう。
映画で観る勇姿
アストンマーティンを語る上で切っても切れないのが『007』シリーズ。
ダニエル・グレイグ版のボンドカーである『DBS』の基本コンポーネントは『DB9』のそれをよりスポーティーに仕上げたもの。フォーマルな『9』に対してゴージャスな『S』といった印象だろう。
スポーツカーらしいエンジン
エンジンは450馬力を誇る『AM04』と呼ばれるV型12気筒5935ccの排気量を持つ。
0-100km/hの加速は4.9秒(MT車)、最高時速は300km/hに達するパワーを秘めている。
Z F製のトランスミッションは素晴らしい出来で『AUTO』では気構えのいらないトルコンATの気軽さを示す一方で『SPORT』ではスポーツカーらしいシャープな変速をスパっスパっと決めていく様は乗っていて非常に小気味いいもの。
007のファンであれば、ボンドと同じく『ピアノブラック』を選択したい。
現にDB9のオプションとして人気が高い。
テール廻りにはLEDリヤライトが装備される。また、純正で可変マフラーが標準装備されている。
ウッドパネルはバンブー(竹)の他、ウォルナットやマカボニーを選択できる。
ブレンボ製F 355mm,R 330mmのベンチレーティッドディスクを採用。
4ピストンのキャリパーが奢られ1.8tと言う車重を確実に停止させる。
クラフトマンシップに則った丁寧な作業。
伝統的な技法と現代のテクノロジーが融合して一台のアストンマーティンが完成するのに必要な時間は約220時間。
最後に完成検査員のプレートを貼られ工場の出荷を許される。
サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン式でアームはアルミニウム製となる。路面のうねりにみごとに追従して破綻することがなくソリッドな印象。
ステアリングはレーシィで先代モデルの様な不安感が無くなった足回りになっている。F 235/40ZR19 R 275/35ZR19というスポーティなタイヤを履きながら荒れた舗装でも乗り心地は悪くない。
オプションのスポーツパッケージには専用デザインのホイールの他、車高が若干下げられている。
Galary
ギャラリー
Spec
スペック
基本情報
生産国
イギリス
新車時車両価格
1848万円(税抜)
全長×全幅×全高
4710×1875×1270 (mm)
生産期間
03年10月〜08年02月
型式
不明
前トレッド/後トレッド
1570 / 1260 (mm)
車体重量
1800 (kg)
乗車定員
4名
駆動方式
FR
ミッション位置
コラム
ドア数
2
シート列数
2
ミッション
6AT
マニュアルモード
○
エンジン
種類
V12気筒DOHC
最高出力 / 回転数
336(450)kw(ps) / 6000rpm
使用燃料
ハイオク
総排気量
5935 (cc)
最大トルク / 回転数
570(58.1)n•m(kg•m) / 5000rpm
燃料タンク容量
78(リットル)
足回り
ステアリングギア方式
パワーアシスト付ラック&ピニオン式
サスペンション型式
ダブルウィッシュボーン
ブレーキ型式
Vディスク式
パワーステアリング
○
タイヤサイズ
前 235/40ZR19
後 275/35ZR19
Used market Superiority
中古相場の優位性
何故、今『DB9』なのか?
弊社で取り扱うD B9の価格は500万円〜となっています。過去モデルであるD B7ヴァンテージやV12ヴェンキッシュがここまでお求め安いプライスになった事があったでしょうか?同じ時代に販売されたフェラーリ599GTB、ランボルギーニ・ムルシェラゴなどはどうでしょう?
ここまでV12型エンジンを心臓に持ちリーズナブルに楽しめるスポーツカーはまず無いでしょう。フォード傘下になりジャガーなどとパーツを共有化することにより信頼性を向上しただけでなく中古のパーツを使ってリーズナブルな修理も可能となっています。
高級車の格と最高のエンジン、そしてリーズナブルの価格と豊富なパーツ供給。私たちの考える輸入中古車としてベストな一台としてオススメします。
初期型 2005年〜2008年
初期型のDB9は流通台数も多い事から色やオプションが選び易い
2006年の途中からバックライトカラーがグリーンからホワイトへ変更されている
中期型 2008年〜2012年
目に見える変更点として、中期型は中央のクリスタルキーでのエンジン始動となる
エンジンについても前期の450馬力(AM04)から470馬力(AM09)に変更されるが、中期の初期ロットの中にはAM04のエンジンが積まれている車体もある。
後期型 2012年〜2016年
後期型はテールライトがクリスタルライトに変更されより現代的な印象へ