1980年に日産がハイソカーと言う新しいアッパーミドルクラスを提案し、910ブルーバードのプラットを
使用して作られた車がF30型レパード。豪華な装備や凝ったリヤウィンドウを持ち高級感を演出したその車の
販売は好調でしたが、同じハイソカーを目指して開発されたソアラが81年にトヨタからデビューすると
そのお株を完全に奪われてしまします。その結果、レパードはソアラを追いかけている車という印象を決定づけます。
打倒ソアラを目指し開発されたのが2代目のF31型レパードの前期型ですが10型ソアラをターゲットとして開発されたデザインは
同じ86年2月に発表された2代目Z20型ソアラの予想以上の進化に完全に完敗。3.0GTリミテッドを凌駕するスペックを求め
レパードはパンドラの箱を開けます。それが今回ご紹介するアルティマターボ。
F31レパードのマイナーチェンジに合わせて開発されたハイパワーユニットはシーマ用に開発された物と言われていますが
上記の理由によりレパード用ユニットとして開発されたものを先行してシーマへ搭載して販売したというのが本当のお話です。
この辺りからトヨタ・日産の不毛なパワーと排気量の争いが始まります。
それはさておき、私にとっての”命車”であるレパードは皆様にとっては”名車”なのかはたまた”迷車”なのか?
今回ご紹介するアルティマターボは平成3年7月登録のほぼ最終のアルティマターボです。
そういった意味でもコレクターズアイテムとしては価値の高い車ですが、実走行5.2万キロという探しても
もう見つかる事はないであろう希少な一台となっております。
入庫時点でブレーキ・足回りと手を入れておりますがご納車時にはタイベルや各部消耗品など気になる部分は交換し、
令和の時代でも通用する一級品でご納車させて頂きます。
パーツの心配ですか?これまでのノウハウを駆使しまして世界中から探してきますのでご安心を!
![]() | ![]() |
---|---|
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() |
SPEC
右ハンドル
V型6気筒DOHC3.0Lエンジン
最高出力:255PS/5,600rpm
最大トルク:35.5kgm/3,750rpm
乗車定員:5人
ボディタイプ : クーペ
変速機:4速AT
駆動方式:FR
全長標準仕様:4,805mm
全幅:1,695mm
全高標準仕様:1,370mm
ホイールベース:2,595mm
車両重量:1,500kg
走行距離:52,000Km
次回車検;令和4年1月
IMPRESSION
フル型式F31XATWT2と言われる新車時の全部付きフルオプション車となります。
ボディーカラーは違いますが”もっとあぶない刑事”で使用されたダークブルーのアルティマターボと同じオプションコードのお車です。
最終型で距離浅のこのお車は乗って頂ければボディのヤレ感が無いのが
おわかり頂けると思います。
エンジンもATも問題なく、一度アクセルを踏み込めばドラマの様にリヤを
思いっきり沈ませながらフル加速していきます。
ホイルスピンもスピンターンも思いのままですがフレームに対して
オーバースペックのエンジンですのでその辺りは良くご理解頂きたいと思います。
入庫時に各部を点検・整備を行っています。
フロントブレーキはスリットローターが入っており、スレンレス製のブレーキホースやローダウンサスペンションなどかなり手が入っています。
リヤサスペンションは固定式のものに変更されている点も今後のメンテナンスを考えると吉でしょう。
また、フロントのテンションロッドも交換済みですので操舵感のシャキッと感はレパードの中ではトップクラスと思います。
現状でタイミングベルトの交換歴は不明ですが入庫点検時にひび割れ等無い事は
確認済みですがご納車時に新品に交換致します。
その際に、スプロケットのスプリングやベアリングなども新品に打ち替えますので専門店で購入するのと遜色ない状態になっている事と思います。
ご覧頂ければきっとご納得頂けるコンディションと自負しております。
OPTION
●ブラックメタリックツートン
●車検4年1月
●希少最終平成3年モデル
●サンルーフ
●グレーレザーシート
●社外ナビシステム
●バックカメラ
●255馬力ハイパワーエンジン
●地デジチューナー
●ミュージックサーバー